ミリ単位 ジャーナル

アメリカに留学中の女子高校生がつづる海外のかおりがするような日記、ジャーナルです

ハイスクールミュージカル!!

こんにちは、今日もミリです;)

 

3個前の記事、私の推しに関する記事をドドーンと勢いで書いたのですが初めてアクセス数をもらえて、それだけで嬉しかったです。Kpopの需要があるのか、お題を選んだからなのかはわかりませんが(相乗効果かも?)、理由がなんであれ嬉しかったのでこの記事を読んでくれる方がいるかどうかはわかりませんが感謝を述べたいです。ありがとうございます~😭😭

 

 

 

さて、今回は私の留学生活の中で一番の思い出といえる

’’スクールミュージカル’’

について書いていきますね。

 (先に書いておきます、かなりの熱量が入ってしまい長文の記事になってしまいました…)

ミュージカルについて

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私自分の学校のミュージカルに参加するまでは本気でこのイメージしかなくて

とかいって1と3しか見たことないです…

といっても渡米前に一昨年同じ留学団体から1年アメリカ留学していた先輩から

アメリカの学校にはドラマの授業とかあるから選択すると宿題もそんなにないし、友達増えて結構いいよ!というアドバイスをもらっていたのでかなり学校の授業に期待していたのですが、もちろん私の小さな学校にそんな楽しい授業があるわけでもなく…

残念がっていたところに、友達から”ミリミュージカル興味ない?歌ったり踊ったり、演技したりするやつ!”と急に言われて最初は混乱していましたが、スクールミュージカルがあるということを知り、一気に楽しみになりました。

 

そこから音沙汰はしばらくの間なかったのですが、12月にオーディションを受け合格しミュージカルに参加しました。

今年のミュージカルはメリーポピンズ😍

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ちょうど去年メリーポピンズリターンズが公開されましたよね!この作品のオリジナルであるメリーポピンズのブロードウェイミュージカルをやりました。

1910年のロンドン。美しい桜通りに住むバンクス家。父親はお金が全ての銀行員で気むづかし屋。奥さんも婦人参政権運動に夢中で、2人のいたずら好きな子供ジェーンとマイケルを放りっぱなし。乳母任せの子供たちは腕白ざかりで一向に乳母が居つかない。

ある日、子供たちは自分の夢にぴったりの、優しくて、美しい、親切で若い乳母の条件を書いて父親に見せたが父は紙片をストーブに放りこんでしまった。それは煙突から空高く飛んでいった。翌朝、パラソルを開いた若い女性がフワフワ空からやってきた。子供の書いた紙片を持って。メリー・ポピンズが雲の上から舞い降りてきたのだった。

メリーが降り立ってからというもの、いつもおきざりにされている子供たちの生活は一変してしまう。メリーは、部屋の片づけをゲームに変えたりして、毎日を”楽しい休日”にしてしまう。また陽気な煙突掃除人のバートが道に描いた絵の中に飛び込んでお茶の時間を楽しんだり、屋根の上ではバートの仲間たちの踊りの輪に加わったりと子供たちをとりこにしてしまう。

それらの奇想天外な行動は子供たちに夢を与えるばかりか、厳格な父親にも笑顔を取り戻させたのだが…  

 こちらがブロードウェイからのあらすじになりますが、まだ見たことがない人は少しストリーはミュージカルと映画では異なりますが見ることをおすすめします~面白いですよ^^

 

もうミュージカルは何ヶ月も前に終わってしまっているのですが、オーディションから本番まで順を追ってまとめていこうと思います!

 

 

 

 

 

 

オーディション

オーディションを受けると聞いたときは不安しかなかったです。歌を歌うことは好きですが普通レベルで上手とは言えないし、まず言語が母語じゃないんですもん(笑)

また今は少し後悔していますが仮に大事な役をもらえたとして、自分の英語の発音のせいでストーリーが観客に伝わらなかったらどうしよう、台無しにしちゃうと思って、オーディションの時から歌だけでお願いしますと言って最初からアンサンブル希望でオーディションを受けました。

本番が近づくにつれ、役をもらえていたらもっと楽しかっただろうなあと思ってましたが、発音はましになったものの未だにRやTHの発音が苦手なのでまあ役もらわなくよかったかなと思ったりも(笑)

 

オーディションでは国歌(本当ならアメリカ国歌を歌ってほしかったと思うんですが、なんせ日本人なので君が代歌いました^^)と自由曲ということで好きなのを歌いました~

その時の曲が韓国ドラマ””太陽の末裔”のOST、you are my everything の英語ver.です

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大好きな韓国ドラマのひとつです..どっちのカップルも推せますよね~

さすがに英語で歌わなくちゃと思いながら、Kpopばかりで洋楽は聞かないし今から聞き始めても時間がないからキーが取れないと思ってこれしかないって感じでした!

歌詞を途中で間違えたんですけど、どうせ先生たち知らないだろうからOKだったと思います、きっと隠しとおせました(笑)

 

 

オーディションを受けてから1週間後?くらいに結果が発表されました。

音楽室の扉の横にはってあって、スクールバスに乗る前に急いで見に行ったのですがドキドキで自分の名前がみつからなくて焦りました。自分の名前を探す前に先に友達の名前を2人につけてしまい友達ので喜んでたら、逆に友達が私の名前を見つけてくれました~

toys: Miri

とだけ書かれていて、まだメリーポピンズの内容を把握していなかった私にはtoys??おもちゃ??とめちゃくちゃ混乱してました。え、情報少なすぎません?

一応toysは第一幕の最後に出てくる子供たちのおもちゃのことでした(笑)

 

 

 

練習:歌練習、セリフ読み

オーディションが終わってから、第1セメスターの定期考査がありすぐに練習には入りませんでした。年が明けてから練習が始まりました。人見知りの私にとってはホストシスターと友達が一緒に参加してることがすごく救いで、初日は二人に頼りっきりだったんです。

最初は台本を読みながら、ブリティッシュアクセントに直したりしていきました。

(メリーポピンズはロンドンが舞台なので生徒全員イギリス英語で演じ、歌う必要がありました)

歌練習の日は誰がソプラノを担当してっていうパート分けをしながら、徐々に形作っていきました。私の学校は合唱のクラスにとても力を入れていて、この前もコンクールで賞を取っていたのですがほんとうにハーモニーが綺麗ですし、一人一人のパワーがすごいです。

セリフ読みも歌練習も一定期間は音楽室をつかっていたのですが、紙の台本が届いてからは本番演技する場所、私たちは”Cafetorium”と呼びますが(cafeとauditoriumの造語)ランチも食べれる講堂みたいなところで練習を始めました。

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練習:演技、ダンス

2月に入って台本が渡され(それまでは個人のパソコンに同じ台本をダウンロードして使っていました)ついに舞台に上がっての練習になりました。第一幕のシーン1から第二幕のシーン14まで何日もかけて通しました。私の学校は規模がとても小さく高校だけでは人数が集まらないので小中高全体でミュージカルを行います。実際には小6~シニアまで参加可能なんですが、やっぱり中学生とかって真面目に取り組めない子もいたりするんですよね。家で練習してないことがすぐにばれたり、練習日にこなかったりと先生もかなり頭を悩ませていました。

 

なんですが転機はスプリングブレイク、春休みだったと思います。約一週間学校が無かったのですが、ミュージカルの練習は毎日ありました。私のホストシスターは主役を務めていますし、真面目なので私たちは毎日参加していたのですが、全体生徒数30人ほどに対し毎日7,8人しか参加していませんでした。しかもこの春休みは3月下旬。もう本番まで一か月もなかったんです。演出を担当している先生もここからかなり厳しくなり、指導にさらに熱が入りました。もともとアンサンブルでtoysに決まっていた子は6人いたのですが練習の参加不足によって役を取られてしまう子もいました。

 

そんな厳しい中でもダンスを日に日に覚えたり、演じたりということは私にとってはつらくなかったです。正直めちゃくちゃ楽しかったです。特に初めてjolly holidayという第一幕に登場するアンサンブル参加の曲を歌いながら踊ったときの感覚は今でも忘れられません。今まで別々に練習してきた歌とダンスが一緒になると一気にミュージカル感が増してとても興奮しました。

 

リハーサル

怒涛のスプリングブレイクが終わり、4月に入ると本番2週間前ということでリハーサルこなわれるようになりました。この2週間は放課後3時から夜10時頃まで練習して、家に帰るのは寝るため、そんな生活になっていました。はじめはスムーズに進まなかったリハーサルも回を重ねるごとにうまく回るようになってきて、だんだんミュージカルが出来上がっていくのを感じれました。オーケストラと合わせた歌の練習だったり、衣装を着てリハするドレスリハーサルだったり、本番さながらの練習が続きます。

そんな中当時まだ完成していなかったのが私のお気に入りのシーン:Step in Timeです。このシーンはメリーポピンズの親友バートとその仕事仲間が踊って歌うシーンなんですが歌も大好きですし、演出もダンスも衣装も全部が全部お気に入りなんです。リハの時点でダンスがまだ完成していなくてすごく焦りながらみんなで協力して覚えていったのを記憶しています。短時間で完成したstep in timeなんですがどのバージョンのミュージカルでも素敵なので一度youtubeで見るのをお勧めします(笑)

というかブロードウェイのstep in timeの動画貼るので是非見てください~^^

 

このモップみたいな小道具つかってタップダンスもしてってめちゃくちゃに好きなんです~~~~!!!

 

 

本番

本番は4月12、13、14日の計3日間行われました。初日は全員が緊張していて途中セリフが飛んでしまったりするハプニングもありましたが最終日には最高の形で終わることができました。セリフが飛んだり、歌で躓いたりするハプニングは恒例のようでホストシスターによると前のミュージカルでは魔女がしななくちゃいけないのに2日間とも死なずに終わってしまい最終日にようやく魔女が死んだんだよねっていう笑い話になるそうです。私も最終日となると緊張もなく、劇を楽しんでやることができました。

ホストファミリーは全部見に来てくれて、友達も来てくれてとっても嬉しかったです。

私の学校では著作権やらなんやらの理由で本番中のカメラ撮影・ビデオ撮影ともに禁止されているのですが、ホストパパは悪知恵が働くので…(笑)SNSやネット上にあげることはできませんが一番前の席で堂々とTシャツの前ポケットにスマホをしこんで動画や写真をとってくれました~。しかもそのあとUSBに入れてプレゼントしてくれたんです^^

 

 

衣装・メイク

衣装は学校から借りたり、足りないものは自分で用意したりという感じでした。

私は全部のアンサンブルに参加することができたので5つの衣装がありました。ひとつシーンが終わったら次の衣装に!!という感じでしたね(笑)

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公園を散歩してる人の役

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有名な“スーパーカリフラジリスティックエクスピアリドーシャス

(呪文じゃないです、ちゃんとした言葉なんです…)

が生まれるtalk shopのおしゃべりな店員役

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合否の時に気になってしょうがなかったtoysの正体です(笑)

私はピエロ役でした~🤡この衣装は衣装担当の方が1から作ってくれたんです。とっても良い方でこの帽子はプレゼントしてもらいました。日本でも思い出せそうです(笑)

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一番右が私なんですが、これはあのstep in timeの衣装を着ています。sweepの役。

(日本語に訳せなかった、清掃員?なんか違う…)

真ん中は私のホストシスターで主役を務めたメリーポピンズです。このジャケットと少し見える赤いスカートが彼女の普段着。

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これはもはや私の衣装の紹介ではないんですが、メリーポピンズとバートの特別衣装が素敵すぎて共有欲があふれたもので…

jolly holidayの曲中にメリーとバートが衣装チェンジするんですね。メリーの魔法でバートの絵の中に入るんですが、そこでこんな素敵な衣装チェンジになるんです。原作は白のドレスに赤リボンという衣装なんですが(ミュージカルではこのシーンで、映画ではスーパーカリ・・のシーンで着ています)この水色の衣装も綺麗で感動しました。なんせ、このドレスも衣装担当さんが1からつくったんです。

 

衣装さんの力がハンパなくていつもサプライズ状態でした^^

 

 

メイクもお見せできたらいいんですが、顔出しは抵抗があるので簡潔に説明すると、

とにかく濃いです。舞台上ではたくさんの照明に当てられて顔がとぶので、ファンデーションだけでなくコントアもはっきり濃くされます。ファンデーションは肌色に合わせるのではなく、茶色めの色をつかいます。ノーズシャドーもはっきりなので舞台照明が当たらない普通の場所でとるとかなりおかしいです(笑)。チークも濃いですし(笑)。

 

 

 

 

 

まとめ

すごく私にしては長文の記事になったんじゃないかと思います。ですがそれだけの思い出がたくさん詰まっていて、きっと一生忘れられないです。練習初日は人見知り発揮して友達に頼りきりだったと書きましたが、練習していくにつれ周りとも打ち解け、友達もたくさんできました。ミュージカル自体はもちろん暖かい人たちに恵まれたからこそ、とても素敵な思い出になったんだと思います。

すごく充実していた3か月半、あの本番での感動は忘れられないですし、やみつきになりそうです。機会があれば帰国してからもミュージカルに挑戦したいですし、英語でもトライできたらいいです^^